当社のパーソナルスキル研修についての特長をご紹介しております。
ますます競争が激しさを増す情報サービス産業。
その第一線で活躍するSEには、かつてないほど大きな期待が市場からよせられています。
このために、SEとして果さなければならない役割は、技術的な要件にとどまらず、ソリューション実現に向けた顧客対応やプロジェクト運営など、対人的な要件にまで及んでいます。
一般に、技術的な要件を満たす能力はテクニカルスキルと呼ばれ、対人的な要件を満たす能力はパーソナルスキルと呼ばれています。これまで重視されてきたテクニカルスキルには、システム開発プロセスの理解やソリューション設計力のほか、業界事情を踏まえた顧客の業務理解や一般的な経営知識などがあり、これら はむしろ、知識教育や現場での経験によって、多くのSEが自然に身につけてこられたものといえます。
ところがもう一方のパーソナルスキルについては、現場での教育が難しく、習得が困難であり、本人の資質任せにされてきた傾向が多いことは否めません。この部分の能力開発は、実際のところかなり立ち遅れているのです。
私たちはこれを業界全体の緊急課題ととらえ、情報サービス産業の各企業様の生産性向上のお役に立てる、効果的で実践性の高い研修プログラムを開発、提供させていただいております。
パーソナルスキルは「既定どおりの作法に従う能力」ではなく「成果に直結した対人行動をとる能力」です。 すなわちこれは、単なるマナー論やマニュアル的手法で対処しえない要素を含んでいるということです。 しかし、このことは格別に特殊な事情ではありません。テクニカルな課題に取組むときでさえ、常套手段やマニュアルが通用しないケースに遭遇することはよくあります。たとえばそれが、利用環境のスペックや利用者のレベルに起因することであったなら、持ち前のテクニカルスキルによって最適なソリューションを仕様に盛り込む努力をするでしょう。同じようにパーソナルスキルについても、コミュニケーションやマネジメントなどの課題に直面したときは、自分と相手のスペックやレベルをよく把握したうえで適切な対処法を行使することが重要なのです。
つまり、パーソナルスキルを機能させるにためには
1. 自分自身の対人行動パターンを客観的に把握し、
2. 相手の事情や意向をすばやく見ぬく方法を身につけ
3. 最も効果的な対処法を行使する
という段階を踏まえる必要があるわけです。
このプロセスにおいて3の行動は1や2の行動を前提にしていますが、1や2は、普段から意識しづらいことであり、本人一人の努力で実践するのはきわめて難しいものです。また3は、理屈で理解できてもいざという時には実践に移し難いものです。そこで、これらの難しさを克服でき、プロセスを一貫した流れに仕上げられるような、矯正的で統合的な実践トレーニングが求められます。
オイコスの研修は、次の特徴を盛り込んだトレーニングシステムとなっております。その構成は前段で述べた課題を十分配慮した結果であり、そのコンテンツは、これまでの能力開発の事例やSE実務の実情を研究した成果なのです。
1. リアリティを追求したケーススタディでスタート時点から参加者の問題意識をスムーズに喚起
SEなら誰しも経験するような生の事例を考察することで、主体的な参加意欲をかき立てます。
2. フレームワークの中軸は各人の個別課題を浮き彫りにする体験学習
全員参加型のロールプレイングによって参加者一人ひとりに気づきの場を提供します。
3. 行動科学に基づく成功確立の高いパーソナルスキルセオリーを履修
パーソナルスキルを自主的に磨くための基本的な考え方や実践的ノウハウとなる、理論を学びます。
4. 実績あるメンター陣による優れた指導
ベテランのメンターが、質の高い学習を保証します。